真澄はマヤの書いた文字を指でなぞりながら、あの日から流れてしまった二年の歳月を辿る。あの時、真澄はマヤの願いを叶えてはやれなかった。沢山の恋人達が幸せそうに行き交う真冬の舗道に一人立ち尽くすマヤの姿を遠くから見ていただけ。マヤの手には小さな手提げ袋・・・・あの日は 真澄は笑みを崩さないまま、マヤの額に優しくキスをした。 その優しさにますます恥ずかしくなる。 それを誤魔化すようにマヤは真澄のシャツのボタンをプチプチと外し始めた。 「積極的だな、チビちゃん」 「だって、恥ずかしいですもん」 「俺を脱がすのは恥ずかしくないのか？」 「何も ôô
真澄はマヤの内奥深く、望むままその激情を解き放った。 真澄はマヤを横抱きにしてベッドに身を投げ出した。 マヤの胸に真澄の心臓の鼓動がまだ速い。 愛する人に存分に愛されるということの幸福。 今はただ、それに酔えばいい。 それだけでいい。 真澄はマヤから体を離し、頭の横に両肘をついて、上から覗き込むような体勢をすると 「なぁ、いやだったら言ってくれ。これ以上のことはしないと誓う。ただ、オレは・・・・・」 真澄は辛そうに顔を歪めながら、マヤの瞳を覗き込む。 少しの時間、視線を合わせていたが、ぐっと唾を飲み マヤの前にいるときは平然としてふるまうが、一人でいるときには荒れる。また、マヤとの絆の象徴である紫の薔薇には今なお深い思い入れがあり、紫織が花屋で何の悪気もなく紫の薔薇を所望した時には、無意識のうちに怒る。 やがて、アクシデントから紫織が真澄と過ごすために予約した�
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真澄の頬にキスをすると、強い決意を胸にマヤはベットから起き上がった。 「・・・さよなら、速水さん・・・」 「・・・マヤ？」 真澄が目を覚ますと、もうそこには彼女の存在はなかった。 嫌な予感が胸を包む。 バスロ－ブを羽織り、別荘中を見て回る。 真澄の指が、マヤのワンピースの背中のファスナーをゆっくりと降ろしていく。裂けるように現れる白い背中に真澄の指が触れ、これから起こり得る行為を思いマヤは身震いをする。背筋に沿ってうなじまで真澄の舌先がのぼり、耳朶を軽く食むと、マヤは堪らず躰を捩って小さな声をあげた。 QOOPDPQDVD. ガラスの仮面 ガラカメ マスマヤ 速水真澄生誕祭 速水真澄 北島マヤ 二次創作 全4話 完結済み2020年マス誕パロ世界中を混乱へと陥れた新型コロナウィルスの感染拡大は日本のエンターテインメント業界へも大きな影響をもたらす。 マヤは、今身に付けているバラのネックレスを外した。 それから後ろを向いて、髪を持ち上げた。 マヤの香りが真澄の鼻腔を刺激する。 真澄の手がマヤの首に回される。 そっと、留め金が掛けられた。 かすかに触れる真澄の指が、マヤの肌を粟立たせる。 嬌声をあげて身を捩るマヤを、真澄は指先で味わうようにして快楽を弄ぶ。 「やっ…やああああ…」 激しくなる動きに、マヤの身の内に熱さが込み上げる。 甘い声を上げるマヤを満足げに見つめ、汗で湿って吸い付くような彼女の白い肌に官能の道標を刻むように口付ける。 指先でマヤを深� ܽAFlƨï¢Å«éúðèÁÄEEEB
真澄が動くたびにマヤの締め付けが強くなる。 真澄はマヤの胎内を存分に味わい、烈しく揺らす。 湿った音とぶつかり合う音。 絡まる吐息。 マヤの躰をマヤ以上に熟知している真澄は、マヤの一番感じる場所を執拗に責め、灼熱の塊を擦りつける。 真澄に促され、マヤは慌てて真澄の後を追った。 ・・・・・ ガヤガヤとターミナルの到着ロビーは人々のざわめきで満ちていた。 船から降りてくる人、到着を出迎える人、その中に真澄とマヤもいた。 もちろん、船から降りてくる紫織と桜小路の出迎えだ。 そう言って、真澄の上に覆いかぶさる様に倒れこんでしまった体勢を、慌てて戻そうとした瞬間、真澄の腕にきつく抱きしめられる。 2 『ガラスの仮面』50巻ネタバレ結末は真澄の死亡でマヤは真の紅天女となる？ 2.1 紅天女のクライマックスで勝つのは阿古夜か一真か？ 2.2 月影先生を大女優にした紅天女作者一蓮の死; 2.3 速水真澄の死こそ北島マヤを本当に開花させる！ 速水真澄はマヤへの想いを秘めつつも、所々に本当の気持ちが表に出て来てしまう。それは言葉であったり、振る舞いであったり、仮面の下から本来の自分の気持ち・素顔が垣間見えます。 しかし、速水は子供の時から自制心で本音を抑え、社長として仕事を冷淡に行うように育てられてきま� 真澄はマヤの身体を抱きかかえると、バスルームに入った。真澄は自分の迷いを脱ぎ去るかにように、服をすべて脱ぎ捨てていく。 速水という姓を名乗るようになってから、自分の気持ちを素直に表現することに抵抗を感じ続けてきた。知らず知らずのうちに、イヤなものもキライなものもす� 真澄がマヤの胸に顔を埋めて泣き叫ぶ。 「君が好きだ・・・俺は生涯、マヤしか愛せないっっ・・・」 マヤの胸に激しい痛みを伴う衝激が走る。 無理やり閉じられた扉が、真澄の激情にその鍵ごと壊された瞬間、マヤの腕が真澄の背中に回された。 真澄はマヤの手を引くと、役員用のエレベーターに向かった。 受付の女性は、慌ててふたりの後姿に黙礼した。 真澄の執務室のソファーでマヤは、彼の仕事をする姿をじっと見つめていた。 端正な横顔で書類に目を落とす。てきぱきと命令を下す。