アフリカ 紛争 原因


アフリカの内戦には様々な背景があります。そのうち、「民族や宗教の違い」「資源をめぐるもの」「代理戦争」の3つの視点から、アフリカの内戦の原因をまとめました。 民族や宗教の違いによる内戦 アフリカゾウの涙は、絶滅の危機にあるアフリカゾウを保護するために活動しています。アフリカゾウ密猟の背景には地元民の貧困や密猟を資金源とするテロ組織など複雑な問題があり、そのひとつひとつの解決に向けてさまざまな取り組みを行っています。 私たちがアフリカの人々にできる支援とは. 世界中で今もさまざまな紛争が起きているが、それらについてのメディアの取り上げ方は一様ではない。なかでも、コンゴ民主共和国(Democratic Republic of the Congo)での紛争は、累計500万人が犠牲になっているのに、多くの日本人はそういった現実を知らない。 4.冷戦後アフリカの武力紛争. アフリカでは厳しい気候や長引く紛争、経済の低迷、景気の悪化といった要因が絡み合い、飢餓人口が増え続けています。 1990年は1億8,210万人だった飢餓人口が、2014~2016年の平均推定では2億3,250万人に増加しました。 時代的変化 ここまでアフリカの紛争の経緯を大まかに示してきたが、1990年代、2000年代、2010年代と時代ごとに整理して考えたい。1990年代の紛争は総じて大規模な内戦で、結果として多くの政権転覆が起こった。 次に、日本人の私たちができる支援について簡単に説明します。 継続寄付 ひとつは「アフリカ最長の内戦」と呼ばれた「南北スーダンの内戦」,もう一つは「世界最大の人道危機」と呼ばれた「ダルフール紛争」です。どちらも対立の根は深く,これらの紛争によって,これまでにとてもたくさんの犠牲者が出ました。 インタビューに答えるアイ―シャさん(仮名)(写真手前) ここまで、アフリカで紛争(内戦)が続く2つの原因について解説してきた。 ただ、これだけでは話の規模が大きく、リアリティをもってアフリカの紛争を捉えることは難しいだろう。 だから、僕がウガンダ共和国で出会った紛争の”被害者”を、少しだけ紹介させてほしい。 例えばソマリランドはプントランドと国境紛争を行っている。) 註:(*)は、既に消滅したとされる勢力。 ... 1996年8月、砲弾による負傷が原因 ... 冷戦後のアフリカの紛争; 紛争の数は減っているものの、続いている紛争は深刻化. アフリカの貧困の理由として、テロなどの内戦が貧困の原因となっているという点も挙げられます。 戦争は人々を混乱させて貧困状態に追い込みます。 ビジネスや商業活動は途絶え、道路や通信網が遮断され、人々が生活のために必要な稼ぎを得る手段を破壊します。 またビジネスの崩壊だけでなく、散発的な移民や難民の発生、仕事の放棄、食糧不足や人々の人間性の欠如なども引き起こします。 そして、商業の停滞によって産業が崩壊して人々は仕事を失い、投資家はテロ関連国に対する信頼を失くし、 … シエラレオネ内戦(シエラレオネないせん、Sierra Leone Civil War)は、西アフリカのシエラレオネで1991年から2002年まで起きた内戦である。 反政府勢力、革命統一戦線(RUF)と政府軍との交戦で、ダイヤモンドの鉱山の支配権をめぐって大規模な内戦に発展し、7万5000人以上の死者を出した。 現在,アフリカ東部の「アフリカの角(つの)」と呼ばれる地域では,過去60年間で最悪の干ばつによる,重大な食糧危機が発生しています。内戦により治安が悪化したソマリアなどでは,この飢饉によって難民・避難民が増大し,近隣国にも深刻な影響を及ぼしています。 現在でも紛争が起こっている国は決して少なくありません。 そして、何年も何十年も解決せずに紛争状態が長引いている地域では多くの死亡者が出ています。 2019年10月時点で解決していない紛争(内戦)について解説します。 資源が原因で紛争が起きることから鉱物のことを「紛争鉱物」と言います。 鉱物がでる地域では、武力勢力が資源を独占するために一般住民に暴行したり拉致したり、犯罪行為が行われています。 アフリカにおける紛 争の源は、この多様性と複雑性を反映し ている。 その中には、純粋に国内的なも のもあれば、特定の小地域の力学を反映 するものもあり、また、重要な国際的側 面を持つものもある。 アフリカ大陸の中心に位置する中央アフリカ共和国で、ある紛争が再び激しくなっている。2014年ごろに落ち着きを見せたと思われた紛争だが、2017年5月30日、国連が報告書を発表した。 この国では、暴力行為が急増しており、同年5月だけで数百人が殺害されたという。 アフリカはかつてヨーロッパの植民地として支配され、独立はできたものの不安定な情勢から内戦や紛争が勃発し、世界の紛争多発地域と見られてきました。 近年は徐々に終息を見せ、紛争の数こそ少なくなりましたが、中央アフリカやコンゴ、南スーダンなど紛争を行っている地域やさらに激化している地域もあり、多くの被害が出てしまっているのが現状です。 2005年時点では、南北スーダンで死者約50万人、難民や避難民だ … (1)面積:3026万平方キロメートル(世界の22.2%) (2)国数:53カ国(国連加盟国の27.6%) (3)人口:9億2,500万人(世界の14.2%)(2006年) (4)人口増加率:2.1%(2005-2010年) (5)日本の大使館数:24 現在まで続くアフリカでの民族紛争は、その多くがこの国境線の決め方が根本的な原因となっている。 アメリカの州境は、なぜあんなにまっすぐ? マラソンの高橋尚子選手は、ふだんアメリカのコロラド州ホールダーでトレーニングをしている。 紛争は世界の様々な地域で起こり、特にアフリカでは頻繁に起こっていました。現在はその数こそ減ってきているものの、未だに継続している地域や、激化している紛争もあり、解決の糸口が見えていないものもあります。, 30秒で終わる簡単なアンケートに答えると、「アフリカの紛争で苦しむ人々を支える」活動している方々・団体に、本サイト運営会社のgooddo(株)から支援金として10円をお届けしています!, 設問数はたったの4問で、個人情報の入力は不要。あなたに負担はかかりません。年間50万人が参加している無料支援に、あなたも参加しませんか?, アフリカはヨーロッパの南に位置し、大陸中央には赤道が通っており熱帯や乾燥帯の地域が広がっています。, その気候のため熱帯雨林で高温多湿な地域がギニア湾岸からコンゴ盆地にかけて広がっています。また、北はサハラ、南はカラハリ砂漠が広がっており特徴的な土地です。, 面積はおよそ3026万k㎡であり、この中には島国を合わせ54もの国(国連加盟国)が存在しています。国々の人口を合わせるとアフリカだけで9.5億人(2006年統計)ほどいるとされていますが、その多くが苦しい生活を強いられています。, アフリカは石油や天然ガスを始め、ダイヤモンドや金、プラチナ、リンなど豊富な天然資源に恵まれていますが、貧困国が多いのが実状です。これはエイズやマラリアなどの感染症の蔓延や腐敗政治など様々な要因が取り立たされています。, 他にもかつてはヨーロッパの植民地支配を受けた地域が多く、独立しても奴隷問題や民族問題から紛争の原因となってしまい、なかなか国が発展しないという問題も起こっているのです。そのため多くの国が貧困に喘いでいる状態です。, かつてのアフリカでは紛争が多発し、終息し数が減ってはいるものの、今でも紛争が起こる地域や、激化・深刻化している地域もあります。その原因は複雑であり、様々な要因が絡み合っているのです。その要因をまとめると、以下の5つに分類されます。, アフリカにおける紛争の要因は、歴史的背景を除いて語ることはできません。1885年に行われたベルリン会議にて列強と呼ばれた国々はアフリカの領土分割を行いました。, 地図を見たとき、国境が直線的に決められているのは、この領土分割の際、その土地の状態などを鑑みず、地図上で決定した名残りだと言われています。, これによりそれまで関係のなかった地域や民族が勝手な思惑で統合されてしまい、植民地時代が終わったあとも根強い問題として起こってしまったのです。, 元々考え方や価値観が違う民族同士が統合されていたため、独立国となった後、様々な面で相次いで対立することとなってしまうのは想像に難くありません。国民を統合するため、政治的あるいは経済的権力が著しく集中したため、独裁政治、腐敗政治、縁故主義を助長する結果となってしまいました。, これらの抑圧、貧富の格差の拡大、民族間の衝突など様々な歪みが生まれてしまい、紛争へと発展してしまうこととなったのです。, それまでアンゴラなど競合していた超大国によるアフリカへの支援が冷戦終結により終わりを迎え、それまで行ってきた経済的生活様式や政治による恒久的な支配を維持することができなくなり、騒動や暴動による国内の情勢不安が顕著となってしまったのです。, それらの動きに対して国連は平和維持、平和創設へと乗り出しましたが、ソマリアの平和を回復できなかったことや、ルワンダで起こった大虐殺を防止できず、今でも紛争や内戦が激化している地域を生み出す結果となってしまったのです。, 第二次世界大戦後、30年以上の時間をかけてアフリカ諸国は独立をしてきました。この中で紛争の原因を植民地主義に求めるのは止めようという認識が広がりつつあります。それは事実として、要因が歴史的背景だけに留まらないためです。, アフリカ諸国の政治権力の性質は腐敗政治を生み出すには適したものとなってしまっています。, 政治的な勝利は富や資源、利益誘導、要職の名誉と特権を得ることができ、「1人勝ち」と言う言葉に相応しい状態です。, 大半のアフリカ諸国は多民族的性質であり、政党がその基盤を地域や民族に置いていると、権力を有する政党とそれを指示する民族に偏った政治になることもあるため、民族間の対立が起こりやすくなり、紛争の可能性を一層高めてしまうのです。, こうなれば、民族の存続自体が国家権力の支配によって確保できると考え、紛争が発生してしまい激化することも回避できなくなってしまいます。, 冷戦中にはアフリカの政府を支援する動きがありました。あるいは転覆させようといった思惑の国もあったようですが、冷戦終結と同時にその支援や転覆の思惑は大きく数を減らしました。, しかし完全になくなったわけではありません。アフリカには石油をはじめ重要な資源が豊富にあります。それを求め海外からの介入が発生してしまうのです。, これが紛争を抑止する効果を担うこともあれば、紛争を助長、継続させてしまうこともあり、紛争が起こる外的要因としては無視できないものとなっています。, また、アフリカから遠い国の介入だけでなく、近隣国も利害関係を有することがあるため、これが紛争を起こす要因にもなってしまうのです。, 紛争は多くの人に損害しか与えませんが、一部の人にとっては利益となることも多くあります。アフリカでの紛争でまず利益を得るのは国際的武器商人です。, 戦争には武器が必要となります。そうなるとそれを調達し、現地の紛争当事者に売りさばくことで利益を得る商人が存在します。, また、紛争当事者においても、紛争に勝つことで政治的な権力や地位を手に入れることができ、将来的な利益に繋がることを思惑として持っている人もいます。, あるいはかつて独立のために戦ってきた仲間が、新政府の樹立と共に富を独占したことによる反発からデモが発生し、紛争へと発展してしまうことがあります。, アフリカは石油をはじめとした豊富な資源にあふれています。資源を基にした利権構造は中央政府を腐敗させ、国民に不安と不満を与えることとなります。, これにより反政府勢力が収奪を行い、これが紛争や内戦を引き起こすきっかけになることもあります。, 実際に石油やダイヤモンド資源を確保したことにより、数十億USドルを超える利益を上げるケースも少なくありません。, 武装蜂起における戦利品として天然資源の利用権が投機の対象となり、内戦が勃発することもあるのです。, ただし資源の奪い合いだけで紛争や内戦が起こるわけではなく、あくまで紛争発生のリスクを高めていること、他の要因と複雑に絡み合って結果的に紛争を引き起こしてしまうことも合わせて覚えておく必要があります。, アフリカではかつて紛争があった、あるいは紛争が今も起こっている地があり、そこには多くの難民や避難民が存在します。, このような人々には人道支援が必要となり、様々な団体が支援活動を行っています。支援が必要なものを大まかに分けると「食糧支援」「衛生支援」「医療支援」「教育支援」などが挙がります。, 紛争地域や難民キャンプでは食糧不足の問題から満足な食事を取れず、栄養不良に陥っている人や子どもがあふれています。, 難民の多くは、明日の食事も得られるかどうか分からない状況にあります。これをすぐにでも解消するため、NPO・NGOは栄養強化ペーストや緊急食糧支援などを行っています。, 避難所や難民キャンプの衛生問題は深刻です。住む場所を追われたことにより、衛生的な施設が満足にない不衛生な環境で過ごしている難民が多いのです。特にトイレがないことから排泄などは野外でしていることも少なくありません。, そのような場所に衛生的なトイレを設置し、また衛生意識を高めるため難民にトイレの清掃や、石鹸による手洗いをする習慣を身につけさせています。, 上記の栄養不良や不衛生な環境は、難民、特に子どもたちの健康状態を悪化させています。そのため5歳を迎えることなく亡くなる子どもも多く、国によっては4人に1人の子どもが5歳まで生きられないといった状況に陥っている地域もあります。, そのような子どもを1人でも減らすために、ワクチンの摂取や栄養不良の治療などを行っています。また母子の健康のために、栄養指導などの支援を行っています。, 難民の多くは水道施設がないことから、子どもたちが生きるために水を確保すべく何時間もかけて水汲みに行くといった作業をしなければいけません。, また、難民居住区には満足に教育を受ける施設もなく、勉強をしたくてもできない子どもたちがたくさんいるのです。, これは壊れてしまった学校の新たな開設や修繕の支援、そして教科書などの支給などを行い、教育を受けられる機会を少しでも多く設け、解決への支援が行われています。, アフリカでは様々なNPO・NGOが可能な限り難民や被災者を救うべく、日々活動しています。, 私たちが現地へ行ってアフリカの人々を支援することも、NPO・NGOを直接手助けすることも残念ながらできません。, しかし募金や寄付、寄贈といった方法により支援活動をサポートすることは可能です。それぞれの方法を簡単にですが紹介します。, これであれば面倒な手続きなどはなく、財布からお金を出して募金するだけで支援することができます。, ただし気をつけなければいけないのが、しっかりとした団体の募金活動かどうかという点です。支援活動がしっかり分かる団体、募金したお金の使い道がはっきりしている団体に募金するよう注意が必要です。, 募金同様、寄付による支援は身近で実施しやすい方法です。継続寄付は定額を毎月寄付する方法であり、支払い方法はクレジットカードや口座振替、コンビニ支払、ペイジー、郵便局・ゆうちょ銀行払込用紙など選ぶことができます。, 金額も選ぶことができ、500円や1,000円といった少額の寄付が可能で団体によっては寄付金控除といわれる税制控除も受けられるため、負担にもなりにくいのも特徴です。継続的に行う必要のある支援活動には、安定した金額が必要となるため継続的な寄付は大きな助けとなります。, 毎月の寄付が厳しい場合は都度の寄付を行うこともできます。こちらも寄付金額を選べることがほとんどなので無理のない範囲で寄付が可能です。, 支払い方法も継続寄付に似たものが多く、少しお金に余裕が出てきたときなどに利用することをおすすめします。こちらも少額からの寄付が可能なため、自由度の高い支援方法です。, 遺産を寄付して活動を支えることもできます。相続または遺贈により取得された財産を寄付することが可能です。また、本人からの遺言書によってNPO・NGOに直接遺贈するという方法もあります。どちらも相続税の非課税対象となるため負担になりにくいという特徴があります。, アフリカでは日常生活に必要な物資が不足しています。自分たちの身の回りのもので不要となったものでも、支援物資として寄付できます。靴下や肌着などのほかに、不要となった文房具や本、書き損じたハガキや使わない切手など寄付できるものはたくさんあります。, 現地で必要な物は時と場合によって変化します。そのため物資を寄付する際は寄付を受け付けている団体を探し、事前に寄付の旨を伝える必要があります。, 紛争の原因と言うものは根深く、簡単に解決できるものではないことは分かっていただけたのではないでしょうか。, 歴史的な背景や、内的・外的要因、経済的要因など様々な要因や思惑が複雑に絡み合い、発生してしまいます。, もちろん国際社会はそれを解決すべく動いているものの、すべての難民の人々が安心した生活を送れるようになるまでには時間がかかります。そのような人々の苦しみを少しでも早く解決するためにNPO・NGOが活動し、私たちの寄付や寄贈が活動をサポートしています。, 1人でも紛争で苦しむ人を減らすため、まずは紛争や現状について知り、少しでも行動を起こすことから支援が始まります。, グループメディア:BITDAYS | DELIGHTmedia | GANMA!ニュース, gooddoマガジンはソーシャルグッドプラットフォームgooddo(グッドゥ)が運営する社会課題やSDGsに特化した情報メディアです。日本や世界の貧困問題、開発途上国の飢餓問題、寄付や募金の支援できる団体の紹介など分かりやすく発信しています。, アフリカの大陸中央には赤道が通り、熱帯や乾燥帯の地域が広がる熱帯雨林で高温多湿な地域がギニア湾岸からコンゴ盆地にかけて広がり、北はサハラ、南はカラハリ砂漠が広がる特徴的な土地, アフリカは石油や天然ガスを始め、ダイヤモンドや金、プラチナ、リンなど豊富な天然資源に恵まれているが貧困国が多いのが実状, 大半のアフリカ諸国は多民族的性質であり、権力を有する政党とそれを指示する民族に偏った政治になることもあるため、民族間の対立が起こりやすくなり紛争の可能性を高めてしまう, 衛生的なトイレを設置し、清掃や石鹸による手洗いなどの衛生管理指導や、ワクチン摂取などの医療支援, 日常生活に必要な物資が不足していることから、身の回りで不要となったものでも支援物資として寄付できる. アフリカはヨーロッパの南に位置し、大陸中央には赤道が通っており熱帯や乾燥帯の地域が広がっています。 その気候のため熱帯雨林で高温多湿な地域がギニア湾岸からコンゴ盆地にかけて広がっています。また、北はサハラ、南はカラハリ砂漠が広がっており特徴的な土地です。 面積はおよそ3026万k㎡であり、この中には島国を合わせ54もの国(国連加盟国)が存在しています。 国々の人口を合わせるとアフリカだけで9.5億人(20… 2.1990年 代アフリカの紛争 この第3の 特徴は,よ り深い検討に値する。それは, 紛争の原因に関する考察へと我々を導くからである。冷 戦期には,欧米など域外大国がアフリカから手を引けば, アフリカに平和が訪れると考える者もいた(タ ンドン, 1989)。 2003年、スーダン政府軍による非アラブ系の黒人への虐殺行為が問題となった。 スーダン共和国の西部のダルフール地方における、非アラブ系住民とアラブ系住民の対立から起こった内 … アフリカでは今も多くの紛争が起きています。一昔前に比べれば数は減りましたが、今なお続くものは深刻化、激化しているものもあり、それによる被害は大きく膨れ上がっています。, そのような紛争が起こってしまった原因や現状について、私たちは知っておく必要があるのではないでしょうか。, 2019年現在も紛争が解決していない国や地域は?原因を知り解決策や支援について考えよう, 30秒で終わる簡単なアンケートに答えると、「アフリカの紛争で苦しむ人々を支える」活動している方々・団体に、本サイト運営会社のgooddo(株)から支援金として10円をお届けしています!, 設問数はたったの4問で、個人情報の入力は不要。あなたに負担はかかりません。年間50万人が参加している無料支援に、あなたも参加しませんか?, アフリカは大陸中央に赤道が通っており、熱帯や乾燥帯の地域がほとんどを占め、ギニア湾岸からコンゴ盆地にかけて高温多湿かつ熱帯雨林が生い茂る地域が広がっています。また、乾燥帯の土地では北はサハラ、南はカラハリ砂漠が広がっているのも特徴です。アフリカ大陸には、2019年時点で54もの国が存在しています。, アフリカの地域には石油や天然ガスなど豊富な天然資源や鉱山資源に恵まれています。しかし、資源に恵まれているにも関わらず、貧困国が多いのが目立ちます。, これはアフリカがアメリカやヨーロッパ諸国などから受けた植民地支配の影響が色濃く出ており、独立しても奴隷問題や民族問題から内戦や紛争が勃発し、なかなか国が発展しづらい現状があるからです。, アフリカで起こる紛争や内戦は徐々に数を減らしつつありますが、まだまだ多いのが現状です。また、始まってから何年も経った現在も解決していないものもあります。, 2019年11月時点で、今なお解決していない紛争・内戦について目を向けてみましょう。, 中央アフリカ内戦の原因は、2013年に起こったボジゼ政権打倒のための侵攻とされています。2012年12月に野党と反政府武装勢力5団体が連合して結成したセレカという団体が、当時大統領であったボジゼを国外逃亡に追い込み、リーダーのジョトディアが大統領に就任することで新政権を樹立しました。, しかし、国際社会からはこの新政権が承認されなかったことや、イスラム系団体とキリスト教系の国民との対立が激化して、宗教対立にまで発展したことにより政権は崩壊します。, 新たに移行国民評議会を立ち上げ、大統領を選出するなど、国内の安定化を図ろうとしましたが、近隣諸国の政変に影響されて国内情勢は不安定なままでした。, その状況下で、2017年5月に武装グループ間での新たな紛争へと発展。特に北西部での戦闘が激化して、多くの被害が出る結果となりました。, 現在もこの紛争は継続されており、中央アフリカから近隣国へ避難している難民や、国内で避難せざるをえない人が多数います。, 2019年2月には政府と14の武装勢力が和平合意に署名をしたと発表されていますが、これまでにも複数回にわたり同様の合意を結んでいながらも内戦状態が続いていたため、予断を許さない状況とされています。, (出典:国連UNHCR協会公式サイト「中央アフリカからの難民が記録的な多さに、支援金は最少」2017年), (出典:外務省公式サイト「中央アフリカ情勢(中央アフリカ政府と武装勢力との間の和平合意)について」,2019年), この戦争は1990年に起きたルワンダの内紛や1994年に起きたルワンダ大虐殺が原因とされており、1996年から1997年まで続いた紛争です。, 一度は終結したものの、1998年にはルワンダや周辺国がコンゴ民主共和国に再度侵攻したことにより第ニ次コンゴ戦争が勃発し2003年には表面上は終結したものの、武装勢力同士の衝突は今も続いている状態です。, 被害は戦闘によるものだけでなく国内情勢が不安定であることから、民間人への無差別的な拷問や虐殺、性的暴行が行われ、それから逃れるためにさらに多くの被害者が出てしまうという負の連鎖が起こっています。, (出典:独立行政法人 国際協力機構JICA公式サイト「コンゴ民主共和国事務所 所長あいさつ」), 南部スーダンでは1950年代から約半世紀にわたり、スーダン共和国からの独立を巡り内戦が続いていました。2005年に南北スーダン包括和平合意により終戦が実現し、南部スーダンは自治を獲得。その後は選挙や住民投票の実施を経て2011年7月、南部スーダンは南スーダン共和国としてスーダン共和国から分離独立しました。, 南スーダンは独立後、与党であるスーダン民解放運動内で派閥抗争が起こり激化。2013年に首都で大統領警備隊同士の衝突が起こり、これを皮切りに各地での衝突が相次ぎ、多くの人が難民となりました。, 内戦自体は、2018年6月には恒久的停戦を含むハルツーム宣言を採択することで、とりあえずの終結を見せましたが、各地での暴動はあとを絶たず、暫定政府体制の準備も未だ完了していない状態です。, また、南スーダンの各地では現在も衝突や殺傷事案が発生しており、一般市民にも被害が出ています。さらに医療支援等を行っている国際NGOや国際機関職員にも被害が及んでいるなど、南スーダンの治安情勢はいまも予断を許さない状況です。, (出典:国連UNHCR協会公式サイト「南スーダン 世界で最も急速に深刻化する人道危機」2019年), リビア内戦は、2011年に42年間にも及ぶ独裁政治を行ったカダフィ政権が崩壊したことが要因だと言われています。このとき、リビアの政治社会的要求を掲げた反政府デモが、武装闘争に発展したのが2011年リビア内戦(第一次リビア内戦)です。, 一度は終結したものの、政府の速やかな権限譲渡がされなかったことで国内情勢が不安定になり、IS系武装集団やカダフィ派残党まで巻き込んだ2014年リビア内戦(第ニ次リビア内戦)が勃発しました。, 2019年1月時点では、国連の仲介による停戦が続いています。しかし今も情勢は不安定で国内でも緊迫した状態が続き、他国の移民流入も混乱を招いています。, 2012年に中央政府からの独立を求め、トゥアレグ族が武装蜂起したことから発展しました。, さらに、一部国軍兵士らによるバマコでの騒乱や、翌年にはイスラム過激派武装組織などが北部地域に入り込んだことにより、要請を受けたフランス軍の介入による制圧で大規模な紛争になりました。, マリ北部紛争は、2015年の和平合意により終結しましたが、依然国内情勢は不安定で、今も厳しい生活を余儀なくされている人がたくさんいます。, しかし2015年11月に首都バマコ中心部のホテルでイスラム過激派組織によるテロ事件が発生。その後はマリ全土で国家非常事態宣言が発令され、今もテロ、誘拐事件、武装強盗等の凶悪犯罪などが発生しています。, アフリカで現在も起きている紛争は?原因と現状についても解説アフリカで紛争が起こる理由や解決策はあるの?, 紛争地域では激しい戦闘が行われることから、人々は住む場所を追われ、避難民や難民となります。, 戦闘により命の危険にさらされ、さらに難民となれば明日の食事もままならなくなります。そのような危険に真っ先にさらされるのは子どもたちです。, 難民として食糧不足に陥ると、栄養失調で亡くなる子どもがいます。不衛生な環境で生活するため、抵抗力が低下した子どもたちは重篤な病気にかかることもあります。さらに、もっと悲惨な状況に陥ることもあるのです。, 正規、非正規に関わらず、18歳未満で軍隊に所属する子どもを子ども兵士、あるいは少年兵と呼び、この中には女の子も含まれます。, 子どもたち彼らは誘拐などにより半ば強制的に徴用されることが多く、戦闘員として紛争に参加させられます人を殺傷させられているのです。, 子どもは価値観や倫理観が未熟な状態にあるため洗脳に近い刷り込み教育を行いやすく、兵士として使いやすいのです。, 日本ユニセフ協会の発表では、2015年時点世界の20カ国以上で何万もの子どもたちが、紛争下で武装勢力に関与させられているとしています。, 子どもたちは前線の攻撃対象となるほか、人間の盾として使われたり、生涯残る傷を負わされたりと戦闘に徴兵・徴用されます。現在は世界各国で30万人程度の子どもが兵士として使われているとされています。こうした子どもは紛争終結後もトラウマに苦しみ、健全な生活を送ることができなくなる恐れがあるのです。, 子どもたちの人権を無視した理不尽で残忍な暴力はあとを絶たず、暴力を受けて身体的、精神的に苦痛を感じる子どもは紛争地域で増え続けています。, 特にひどいのは性的暴力であり、女の子は強姦の対象として狙われ、その危機にさらされています。, また集団で誘拐され、身代金を要求されたり殺害されたりする子どもや、先述した子ども兵士として洗脳するために身内や友達を殺させる、度重なる暴力で疲弊させて従わせるなど、身体的あるいは精神的な暴力を受けている子どもがいます。, 子どもたちは本来弱い存在であり、守られるべき対象であるにも関わらず、このような理不尽な暴力に命の危険にまでさらされています。, 先にも触れましたが、住む場所を追われたことによりまともな食糧や水を得ることも難しく、不衛生な環境で生活しなければならないことから、常に不安や恐怖を抱えています。, 食糧不足は子どもを栄養不良に陥らせ、抵抗力を奪い、そのまま栄養失調で亡くなってしまう子どももいます。, また不衛生な環境であることから、下痢症などで脱水症状を起こす、重篤な病気にかかってしまうケースも少なくありません。, ワクチンや満足な医療を受けることもできないため、5歳まで生きられない子どもが非常に多い状況です。, (出典:日本赤十字社公式サイト 「NEWSLETTER 番外編 子ども兵士」 2015年), アフリカの天然資源や鉱物資源は世界の国や企業が注目し、これらを確保するために次々と進出しています。アフリカでは石油をはじめとした数多くの資源が採掘され、大きな利益を生むと各国、各企業が狙いを定めているのです。, 特に近年は電子機器などに使われるレアメタルに注目が集まりつつあります。世界では様々な電子機器を製造するために必要な特殊合金や半導体、電池製造のために必要となるバナジウムやリチウムといった鉱物をレアメタルとして重宝するようになりました。, また、世界で最も急速な経済成長を見せた12カ国のうち6カ国がアフリカの国であり、2018年から5年間の成長の見通しは世界でも最も明るい国だと評価されていることから様々な企業が注目しています。, 特に日本の得意分野とする銀行業、通信業、インフラ業がアフリカの高度経済成長を支える基幹産業の一部となっており、大きなビジネスチャンスとなる可能性もあります。さらに期待を寄せているのは、資源産出量の大幅な伸びにあります。石油、天然ガス、ダイヤモンド、コバルトはその中でも顕著です。, 各国、各企業はこの先50年の将来的な利益になると考え、これらの資源へ付加価値をつけるための事業投資を行っています。, その一方で、これらの天然資源や鉱山資源は紛争や内戦の原因の一端を担ってきたともいえます。, 実際に起こった紛争は後述しますが、これらをめぐり多くの紛争が起こったことは事実です。, もちろんこれだけが原因ではなく、歴史的背景や内的・外的要因、経済的要因など様々なものが絡み合って起こっているのですが、紛争が起こるきっかけや激化させる原因となることもあります。, (出典:国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所公式サイト「アフリカへの持続可能な投資戦略」2018年), アフリカで産出される資源は本当に種類豊富であり、様々な国や企業が目をつけるのもうなずける産出量となっています。具体的な資源は以下の通りです。, 実際にアフリカの資源をめぐって起こった紛争や内紛についていくつか例を挙げると、以下のようなものがあります。, 1983年にスーダンで起きたスーダン内戦では石油を、1991年に起きたシエラレオネ内戦ではダイヤモンド、1997年のコンゴ共和国内戦では石油、1996年と1998年に起こったコンゴ戦争では金や銅、コルタン、ダイヤモンド、コバルトと多くの資源をめぐって、多くの紛争や内戦が勃発しました。, アフリカでは今も避難民や難民として苦しんでいる人々がいます。これはかつての紛争や、今もなお続く紛争による被害です。, このような人々を救うべく様々な団体が支援活動を行っていますが、その活動は大まかに分けると4つになります。, 先述したように、難民になるとまず困るのは食糧不足の問題です。満足な食事が得られず、餓死や栄養不良になる子どもが増えていきます。, 難民として入った地域や国から十分な支援を受けられないことも多く、今日の食事もままならない状態が続くこともあります。, このような状況はいち早く解消されなければならず、支援団体は現地へ栄養強化ペーストや食糧などの物資を速やかに運び、難民に行き渡るよう緊急食糧支援をしています。, 避難民や難民は住む場所を追われたことにより、衛生的な施設が整っておらず、常に不衛生な環境で過ごさなければいけません。, 特にトイレがないことから野外で排泄していることも多く、衛生環境をさらに悪化させています。, 支援団体は難民キャンプなどに簡易的ではありますが、衛生的なトイレを設置することで環境を改善しています。, また難民の衛生意識を高めるために、トイレの清掃や石鹸による手洗いをする習慣を身につけさせる試みも進められています。, 栄養不良や不衛生な環境は、難民、特に子どもたちの抵抗力を弱め、健康状態を悪化させています。, そのまま放置すれば重篤な病気にかかってしまう子どももいるため、そのような子どもを1人でも減らすために、支援団体はワクチンを持ち込んで接種を行い、栄養不良の子どもにはその治療をしています。, また栄養指導などを行うことで、母子ともに生きていくための食の知識を身につけてもらうための支援もしています。, 難民キャンプには水道施設がなく、飲み水を確保すべく何時間もかけて水汲みに行かなければいけません。その担い手はたいていの場合子どもたちです。, 子どもたちは水汲みに時間が取られ、さらに重労働のために学校へ行く体力も奪われてしまいます。, 子どもたちの勉強時間を確保するため、井戸などの水道施設の設置を支援する団体もあります。, また時間が確保できても、満足に教育を受ける施設がないのが現状です。子どもたちは勉強をしたくてもできない状況にあるため、壊れてしまった学校の新たな開設や修繕、教科書などの支給、教育者の派遣や育成などの支援をしています。, アフリカではこのように支援団体による支援が、避難地区や難民キャンプなどで行われています。, このようなアフリカの惨状を目の当たりにし、私たちにできることはなんなのでしょうか。, 私たちが現地を訪れ支援活動を行うことはできませんが、支援団体に寄付をすることで支援活動に協力することができます。, 毎月定額を寄付する方法であり、支払い方法は支援団体によっても異なりますが、たいていの場合、クレジットカードや口座振替、コンビニ支払い、など様々な方法から選ぶことができます。, 寄付したいと思ったときにすぐできる、都度の寄付をする方法もあります。こちらも寄付金額を選べることが多いため、無理のない範囲での寄付が可能です。, 継続寄付は難しくても、なにか行動したいという方は、好きなときだけ寄付できる方法を選ぶと良いでしょう。, 相続人から支援団体に申し出ることによって寄付することが可能であり、寄付した金額分は非課税対象になります。, 現在も紛争による爪あとを残す地域や、今なお継続し苦しんでいる人々が大勢いるのがアフリカです。, 紛争が起こる理由は様々ですが、それに巻き込まれ多くの命が奪われるだけでなく、そこに住む人々の未来さえも根こそぎ潰してしまうことになります。, しかし紛争を解決できるのは国家間の協議などであり、民間レベルでは支援を行うことで難民や紛争地の人々をサポートすることが可能です。, 1人でも多く苦しむ人を減らすため、私たちができることを考え、行動に移していくことが大切です。, グループメディア:BITDAYS | DELIGHTmedia | GANMA!ニュース, 石油産出量は全世界に占めるアフリカの割合が9%(1998年)から13%(2015年)まで増加, コンバーター原料になるプラチナの全世界における69.6%(2016年)の産出量が南アフリカ, 電子機器の材料となるコバルトの全世界の58%(2017年)をコンゴ民主共和国が占めている.